30代職歴無しからビルメンになった話

21で大学中退 その後バイトを転々と半ニート生活で気が付けば30代

ビルメンという仕事

以前の記事でも少し触れたけど、俺のいる現場は当たり現場だと思われる。

というのもまず現場の人数が多い。

だから、一人に割り当てられる作業量も必然的に少なくなる。

ぶっちゃけ俺いらなくね?ってよく思うよ。

まあそれを踏まえて、普段どういうことをしているのか書いてみようと思う。

  1. 検針
  2. 点検
  3. 修繕・クレーム対応

ざっくりいうとこの三点である。

 

まず一点目の検針については説明不要だろう。

施設の至る所にある電気、水道、ガスメーターなどの記録を巡回を兼ねてとっていく。

その際、何か異常を見つけたら報告するんだけど、せいぜい球切れを見つけるくらいで、あとはほぼ何もない。

実質ただのお散歩である。

 

2点目の点検については、毎月やる点検と年に1回もしくは半年に1度の点検がある。

毎日、何かしらの自主点検がスケジュールに組み込まれている。

月次点検は、大体が手間のかからないものである。

目視して終わりだったり、動作させて何もなければ終わり。

年次になると、普段なかなかいけない場所に入らなきゃいけないことが多く、面倒になる。

ただ難しい作業はなく、何か不具合が見つかれば上に報告して終わりってのは変わらず。

 

3点目は修繕・クレーム対応

一番多いのはなんといっても球切れである。

うちの施設も、徐々にLEDに切り替わってきていて頻度は減っているにしても、まだまだ球替えの依頼は多い。

誰でも出来る簡単な仕事ではあるけど、高所恐怖症なら辛いだろうな。

同率で多いのが部屋が暑い、寒いっていうクレーム。

各部屋で自由にオンオフや温度設定が出来ないセントラル空調方式ってやつで、依頼がくると、こっちでパソコンをポチポチして設定温度を弄ってやる。

あとは水回りのトラブルとか、ドアの軽微な不具合、雨漏りあたりがパッと思いつくところ。

滅多にないけど、警報が鳴ることもある。

入ったばかりの時は、重大な設備の故障だったらどうしようと焦ったよ。

でも、この現場に勤めて2年と少し経つけど、マニュアルに無いヤバい故障に当たったことは無い。

 

結局、基本的な業務は点検と検針でたまにクレーム対応するって感じだな。

日報、点検表や故障・不具合の報告書を作成すると言った、ちょっとしたデスクワークもあるにはあるけど、これらもテンプレがあるからそんなに時間は取られない。

午前中にその日の仕事が全て終わって、あとは待機っていうのも珍しくないよ。

同僚の話を聞くと多少の忙しさの差はあるにせよ、業務内容自体は他の現場も大差がないようだ。

 

以上がある地方独立ビルメンのお仕事の内容でした。

労働意欲の低いニート上がりの俺でさえ、3年近く続けられてるってことを考えるとネットのビルメンへの風評ってあながち間違ってないと思うわ。