運転免許取得への道 3
・技能教習 第一段階 6時間目
ほぼ毎日教習所に通ってるから学科の方は全て終了
あとは効果測定っていう仮免の筆記試験のための模擬試験を受けるだけだった
やはり悩みの種は技能教習が思ったように上手く行かないことだ
そして今回の指導員もOさん
いよいよ、第一段階の最初の山場である坂道発進をやるとのこと
事前にいろいろ調べて、MTでみんな躓くポイントってことは知ってたよ
だから十中八九、俺も躓くんだろうなとは思ってた
早速、勾配の途中でハンドブレーキを引いて停車
発進の方法は基本的には平地と変わらないらしい
アクセルを強めに踏み、半クラッチの状態を作る
クラッチが繋がると、ブルブル震える感触があるからそこでハンドブレーキを降ろすとうまく発進すると言う
説明だけ聞くと、それほど難しいように思えないんだけど、実際にやってみるとクラッチの繋がる感触がさっぱり分からない
後退、エンストをひたすら繰り返す
一度悪い流れに入るとそこから立て直すようなメンタルは自分にはない
Oさんは最初はいろいろ言ってたけど途中から喋らなくなり、俺の方も投げやりになってたね
Oさん「今まで出来てたことも出来なくなったね。なんで?」
と最後に嫌味っぽく言われたよ
さすがにイラっとしたけど出来るだけ感情を出さずに「なんででしょうね」
と一言返した
・技能教習 第一段階 7時間目
前回のことがあったから、Oさんと顔を合わせたくなったし、らちが明かないと思って別の指導員に教わるべく、空車待ち
早速空きがあり、申し込む
今回の指導員は俺と同じ世代くらいのSさんだ
最初に、前回坂道発進が全く上手く行かずに終わってしまったことを説明する
とりあえず一度運転を見せて欲しいということで、所内を一周したあとに坂道に向かった
やはり前回同様にエンストを起こす
Sさんは少し考えた後、次は発進の時にアクセルと強く吹かしてみてと言ってきた
どうやら俺はアクセル緩める癖があるようだ
そのせいでアクセル操作が不安定で、坂道で発進が上手く行かないのではとのこと
MTの場合アクセルを吹かしても急発進しないんだけど、エンジンのブオンという大きな音を聞くと怯んでしまう
言われるがまま、がんがんアクセルを強く踏み込んだよ
すると今まで苦労してたのが嘘のように、坂道での発進が決まるようになった
現金なもので、上手く行き出すと途端に運転が楽しくなってくる
あっという間に教習の時間が終了したよ
久々に気分よく帰宅することができたけど、前々回のTさんと今回のSさんの指導を見る限り、担当指導員ガチャでとんでもない外れを引いてしまったのでは、という思いがますます強くなったね