30代職歴無しからビルメンになった話

21で大学中退 その後バイトを転々と半ニート生活で気が付けば30代

就職活動 面接編 その4

A社の面接当日、一度B社の面接を経験したことと内定を貰っていることもあって前回の時より精神的に余裕があったよ

面接会場はA社の本社が入っているオフィスビルだった

B社の面接の時と同様に大分早くビルに着いたから、しばらく時間を潰して予定の10分前にA社の受付けに向かった

早速、呼び鈴を鳴らすと受付の女性が出てきたので、名前と面接予定であることを伝えるとすぐ横の衝立で仕切られた席で待つように言われたよ

そこで聞き耳を立てていると、隣で他の応募者の面接をやっているようだった

更に耳を澄ますと、その応募者は勤務時間のことや有休だったり条件面のことをしきりに面接官に聞いていたね

ネットで調べる限り、条件の質問はした方がいい派、しない方がいい派で意見は分かれてるね

応募する側としては条件面が一番気になるし、本心としては細かく聞いてみたいんだけど、自分の今の立場を考えるとどうしても下手に出てしまうよ

ほどなくして前の面接が終了して、自分の面接が始まった

面接官は50くらいの強面の男性1人だったよ

ただ話し方は丁寧で威圧的だったりそういうことはなかったね

まあ今時、圧迫面接みたいなのはあまりないんだろうな

面接自体も志望動機、前職の経験と退職の理由みたいな定番の質問ばかりだったから特に詰まることなく受け答えできたと思う

あと前回と同様にバイトでも接客の経験は好印象のようだったよ

やっぱりビルメンってサービス業なんだなとそこで実感したね

ただ最後に応募者が6人いて採用予定は1人だと伝えられた

特に大きな失敗は無かったけど、この時点でだめそうだなと思った

B社の内定を貰った時点でC社には断りの電話を入れてたから、予定の面接は全て終了した

これで就職活動も終わりだと思うと家路に向かう足取りは軽かったよ

 

つづく