転職活動 その1
朝起きて、仕事に行かなくていいって最高だな。
最終勤務からほぼ引きこもって、一日中ごろごろしてる。
基本的にヒキニート体質は変わらない。
でも履歴書だったり、職務経歴書、面接の問答集なんかは少しずつ作ってる。
自分のキャリアから見栄えのするモノの作るのは、なかなか大変だよ。
あと、自己PRや志望動機を考えるのは毎回苦労する。
ネットでテンプレ見つけてきて、切り貼りして作るから別に難しくはないんだけど、自分で書いていて、あまりにも心に無い内容にうんざりしてくる。
楽に金を稼ぎたいって一点しかないからね。
自分の経験や能力の無さへの負い目もあるし。
まあ、時間はあるからゆっくり作っていこうと思う。
なんて考えてたら、応募してた会社のうち2社から早速、書類選考通過のメールが届いたよ。
レスポンスが早いのは有難いんだけど、もう少し何にも縛られない生活を満喫したかった。
嬉しいより億劫さの方が勝ってしまうわ。
そしてやっぱり、ビルメンって資格で振るいにかけられるんだろうな。
多分、ビル管が効いてるんだろう。
逆に言うと、ボロボロのキャリアでも、多少年をくってても資格さえあれば、書類はパス出来る可能性が高いってことだ。
これは、ビルメンのメリットだろうねぇ。
なんにしても、面接を受けられることになり、日程調整を進めてる。
ただ、俺が現在、応募している全ての系列系ビルメン会社は、1回の面接で内定が出るわけでは無く、2次面接も受ける必要がある。
ここは明らかに独立系の会社とは違うね。
退職した会社も、当時別に受けた会社も1回の面接、それもバイトの面接と同じようなノリですぐ内定が出たからね。
系列系は親会社のフローチャートに則ってるんだろうな。
ちなみに俺が遠隔地に住んでるって配慮から、面接はwebで受けられることになった。
これは今の情勢も関係あろうだろうね。
テレワークの環境を整備して、対面を避ける風潮は、特に遠方で就職活動してる人間にとっては追い風じゃないかな。
俺としても出向かなくていいのは有難いけど、テレワークと無縁の仕事をしていたからwebで面接なんて初めてだし、不安はあるけどね。
そうそう、面接と並行して適性検査ってのを受けることになった。
噂に聞くSPIってやつだ。
当然、今まで俺はそんなもの受けたこともない。
今ネットでいろいろ調べて対策してるけど、準備期間があんまり無いから出たとこ勝負だろうな。
改めて思ったけど、系列系はハードルが高いわ。
おそらく、俺が応募してるビルメンランキング上位の会社は、どこもSPIみたいなものを課してくるだろう。
正直なところ若干、嫌になってきた。
考え無しにいろいろ応募したのは失敗だったな。
来週からいろいろ忙しくなりそうだよ。