30代職歴無しからビルメンになった話

21で大学中退 その後バイトを転々と半ニート生活で気が付けば30代

就職活動 その2

いつものようにネットで職務経歴書について調べた

それによるとどうやら履歴書の詳細版って言ったところか

WordやExcelで作るのが一般的らしい

とりあえず作ってみたんだけどガチで書いたら3行くらいで終わってしまった

職歴無しニートに書けることなんてあるわけないし

ニートが就職活動するにあたって最初の壁がこれだよな

結果から言うとバイトの経験を薄く引き延ばして空欄をひたすら埋めたよ

バイト経験は職務経験にならないみたいな話にあったけど、バイト経験しかないんだから仕方ない

当然だけどあからさまな嘘は書かなかったよ

自分を大きく見せても、採用されたとき絶対辛いからね

さて、なんとか書き上げた履歴書と職務経歴書を3つの会社に郵送した

 

A社

正社員 商業施設

月収20万 年間休日108日 賞与2回 宿直勤務あり

B社

正社員 オフィスビル

月収18万 年間休日105日 賞与2回 宿直勤務あり

C社

契約社員 商業施設

月収18万 年間休日105日 日勤 夜勤あり

 

求人票の条件は大雑把にこんな感じだったかな

A社はネット求人から、BC社はハロワで見つけた求人です

どれも年齢学歴経験不問

ただ電工やボイラー、乙4の資格があれば歓迎みたいなことは書いてあった

いずれにせよ1社でも面接に行ければいいなと思ってたよ

BC社は1週間以内に結果を通知するとのこと

通過なら電話で、落選なら封書でね

それから1週間ずっとソワソワしてたよ

そもそも俺はコミュ障だし、電話が苦手だし、仮に電話が来たらちゃんと受け答えが出来るのか いっそこんなに憂鬱な日々が続くなら就活やめちゃおうかとか

そうこうしてるうちに時間が過ぎて、滅多に鳴らないスマホが鳴った

知らない番号からだった 普段なら無視するところだけどもしかしたら選考結果の連絡かもしれないと緊張しながら電話をとった

案の定B社の人事担当からの電話だったよ

選考を通過したから面接をしたいってことだった

緊張でどもりながらなんとか面接の日程を取り付けた

電話が終わったあと手汗が凄いことになってたね

ほどなくしてC社からも連絡が来て同様に面接を受けることになった

少なくともコロナ前まではビルメン業界って巷で言われているように門戸は広いんだろうね

30代で職歴が無くても関連した資格がいくつかあればどこかしら引っかかる

しかしこのときは書類審査を通過した喜びよりも次の面接のことを考えるととにかく気が重かった

 

つづく