30代職歴無しからビルメンになった話

21で大学中退 その後バイトを転々と半ニート生活で気が付けば30代

就職活動 面接編 その1

面接の日取りが決まってそれまでの間ひたすらネットで想定問答を確認してたよ

バイトの面接は受けたことがあるけど正社員の面接は初めてだったからとにかく不安だった

自己PRや長所、短所なんかは定番の質問らしいけど、30過ぎの職歴無しのおっさんがそんなんスラスラ言えるわけがない

アピールできるようなことがあるならとっくにまともに働いてるわ

改めておっさんの脱ニート、フリーターのハードルの高さを感じたね

グダグダ悩んでるうちにあっという間にB社の面接の日がやってきた

考えが全然まとまってない状態だったけど、開き直って思考を止めて家を出たよ

面接会場は採用されたら勤務することになる十数階建ての複合ビルだった

Googleマップで場所を事前に確認していたこともあって面接の開始予定時間の40分前には会場に到着した

遅刻は厳禁だけど逆に早すぎてもマナー違反らしいから近くのコンビニで時間をしてからビルに入ったよ

街中のビルなんてほとんど入った経験ないからエレベータのところで軽くキョドる

目的のフロアに到着するも会場が分からずうろうろする

結局開始予定の10分前にやっと会場に到着したよ

冬なのに汗だくだった

着いたら呼び鈴を鳴らして欲しいということだったので、ボタンを押すとすぐにスーツの40くらいの男性がやってきたよ

面接予定の名無しのビルメンですと伝えると会議室のようなところに通され、少し待つように言われた

どうやらここでそのまま面接を始めるようだ

 

つづく